昼夜逆転の原因はゲームだけど・・・・。極端な対応は不登校を悪化させてしまうかも!

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昼夜逆転の原因はゲームだけど・・・・。極端な対応は不登校を悪化させてしまうかも!

お役立ちコラム

2018/06/28 昼夜逆転の原因はゲームだけど・・・・。極端な対応は不登校を悪化させてしまうかも!

小学校5年生の子どもの不登校の原因は?

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1.五月雨不登校から不登校へ!
2.学校に行く意味が分からない!
3.夜中の2時までゲーム三昧!
4.夜中にゲームをしていることを知らなかったお母さん!
5.ゲームを取り上げたのは間違い?
6.改善の兆しがあれば、ゲームも許可してあげて!
7.罰やご褒美をきっかけにした後の支援が大切!

 

 

1.五月雨不登校から不登校へ!

あるお母さんから、お子さんの不登校の相談を受けました。

 

そのお子さんは、小学校4年生までは学校に登校していました。ただ、年間を通して月曜日は遅刻か欠席をすることが多かったようです。

 

それ以外の日にも遅刻したり、欠席したりすることもたびたびあったそうです。

 

母子家庭で、お母さんも仕事をしているため、家にいるときはほとんど1人でゲームをしている状態でした。

 

宿題を忘れることも多かったため、学校の先生は登校を優先して、宿題を免除したりもしていたそうです。

 

小学校5年生になると、夜遅くまでゲームをすることが多くなりました。昼夜逆転生活になり始めたのです。

 

それと同時に、登校を渋る回数も増えていきました。

 

それでも、週に1~2回ほどしか学校を休んでいなかったため、お母さんは注意をすることはしませんでした。

 

すると、その子の欠席は徐々に増えていったのです。

 

 

2.学校に行く意味が分からない!

お母さんから相談を受けたのが6月の初旬です。

 

最初の相談でお母さんはこう言いました。

 

「担任の先生が変わったのが原因です!」
「子どもの話を聞いてくれなくなったからです。」
「宿題もちゃんとやるように言われたそうです。」

 

幸い、相談を受けたお母さんの住んでいる場所が車で40分ほどだったので、私はお母さんに直接、本人と話をする許可をもらいました。

 

私が家庭訪問をしたとき、その子は青白い顔をして、眠そうに部屋から出てきました。

 

私は、学校を休む理由を聞いてみました。すると、その子はこう答えました。

 

「学校に行くのが面倒。」
「朝、起きることができない。」
「学校の行く意味が分からない。」

 

 

3.夜中の2時までゲーム三昧!

私は、少し話を変えて、その子の好きな事について聞いてみました。

 

すると、その子は笑顔でいろいろなことを話し始めました。

 

「荒野行動が好きで、毎日、やっている。」
「チャットで協力をしながらやるのが楽しい。」
「2回だけだけど、ドン勝したことがあるよ!」

 

私は、さりげなくどれくらいの時間ゲームをしているのかを聞いてみました。

 

大好きなゲームの話をしていたその子は、私の質問についつい正直に答えてしまいました。

 

「えっと、昨日はね~」
「お昼に起きて、その後、すぐにやった!」
「夕方、お母さんが帰ってくるまでやった!」
「夕飯はお母さんと食べた。」
「8時からネットの友達と約束をしていたので、部屋に戻って、またやった。」
「結局、盛り上がってそのまま夜中の2時までやった。」
「最近は、毎日、こんな感じでやってるよ!」

 

 

4.夜中にゲームをしていることを知らなかったお母さん!

その子は学校を休んだ1日のほぼ半分、12時間をゲームに費やしていたのです。

 

もちろん、ぶっ続けでやっていたわけではないと思います。トイレに行ったり、水を飲んだりした時間もあったでしょう。

 

それを差し引いたとしても、10時間はゲームをしていたことはまちがいありません。

 

不登校の原因は、ゲームのやり過ぎの可能性が高いと私は感じました。

 

もちろん、それだけが不登校の原因ではないと思っています。

 

「面倒でもやるべきことはやらなきゃ!」

 

子どもがこう思えるようにするため、お母さんと学校が協力して行かなければなりません。

 

先生方には、「一人ひとりの居場所のある学級運営」や「毎日、行きたいと思う学校」を実現してほしいとも思っています。

 

私は、不登校の原因の1つにゲームがあることをお母さんに伝えました。

 

昼間はゲームをやっていることを知っていたお母さんでしたが、そんなに夜遅くまでゲームをしていることは知らなかったようです。

 

 

5.ゲームを取り上げたのは間違い?

1ヶ月後、お母さんから静岡にある不登校解決相談所に相談の依頼がありました。

 

1ヶ月間、連絡がなかったので、正直、少し心配をしていました。

 

『どのような対応をしたのだろう?』
『学校に行くようにはなったのだろう?』
『休みが増えていないといいな!』

 

しかし、お母さんの口からは、私が心配していた通りの言葉が出てきてしまったのです。

 

「ゲームをやり過ぎなので、取り上げました。」
「その後、登校するようになったのですが、少ししてまた行かなくなりました。」

 

「先生にもゲームのことは伝えました。」
「先生の対応は変わっていません。」

 

「今もゲームは取り上げていますが、学校に行こうとはしません。」
「ゲームを取り上げたのは間違っていたのでしょうか?」

 

 

6.改善の兆しがあれば、ゲームも許可してあげて!

ゲームを取り上げたのは間違っていないと思います。

 

ただ、それまで週に2~3日休んでいたお子さんです。

 

ゲームを取り上げたからと言って、翌日から毎日、登校できるようになる可能性はとても低いはずです。

 

人間は努力に対して、称揚や報酬がないとやる気を失います。

 

自分からがんばろうと決めたことならいざ知らず、できれば行きたくないと思っている学校にがんばって行っているのです。

 

改善が見られれば、ゲームを返してあげても良かったと私は思っています。

 

ただ、お母さんはゲームを取り上げた翌日から、毎日、登校する約束をお子さんとしました。

 

子どもも最初の3日はがんばっていたようですが、途中で力つきてしまったようです。

 

学校の先生もがんばりを認める声かけをしなかったようです。

 

みんなの前で大げさに褒める必要はありませんが、直接、間接、否定などの色々な褒め方で褒めてあげてほしかったと思います。

 

 

7.罰やご褒美をきっかけにした後の支援が大切!

静岡にある不登校解決相談所では、ゲームを取り上げるなどの罰をあたえてもいいと思っています。

 

また、何かを買ってあげるなどのご褒美をあげるのも反対していません。

 

心理学では、罰やご褒美を与えることを外発的動機付けと言います。この外発的動機付けを上手に使い、内発的動機付け(自分から登校しよう!」と思う)に変えていくことが大切です。

 

外発的動機付けを「きっかけ」にすれば、比較的、簡単に登校を始める子どもは多くいます。

 

ただその後、上手に対応をしていかなければ、外発的動機付けは、外発的動機付けのままになってしまいます。

 

毎日、罰を与えることはよくありません。同様に、毎日、ご褒美でつるのもよくありません。

 

子どものやる気を引き出した後、それを子どもが実現できるように、大人が支援をしていく必要があります。

 

登校が継続できないのは、間違った支援を続けてしまうことが多いからです。
静岡にある不登校解決相談所では、あなたのお子さんにあった支援を一緒に考えます。

 

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