「登校してしまえば問題ありません!」は本当?(不登校の対応)

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「登校してしまえば問題ありません!」は本当?(不登校の対応)

お役立ちコラム

2018/03/24 「登校してしまえば問題ありません!」は本当?(不登校の対応)

先生やカウンセラーさんと協力しましょう!

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1.甘やかしすぎ?or愛情不足?
2.登校した不登校の子どものがんばり!
3.本当に愛情不足ですか?
4.不登校の対応は協力が大切!
5.お母さんが登校させてくれた!
6.先生の5分の電話で不登校解決のチャンス!
7.お母さん本当に嬉しいよ!
8.無理をさせるのは厳しい?
9.お母さんは嫌がらせをしている?
10.具体的な対応を教えて!

 

 

1.甘やかしすぎ?or愛情不足?

静岡にある不登校解決相談所に相談いらっしゃるお母さんたちに話を聞くと、学校の先生にこう言われたというお母さんが多くいらっしゃいます。

 

「登校してしまえば問題ありません!」
「甘やかさないで、連れてきてください!」

 

私も教員を20年やっていたので、こう思う場面に何度も遭遇したのを覚えています。

 

ただ、スクールカウンセラーさんと話をすると、逆のことを言われたと言うお母さんもたくさんいらっしゃいます。

 

「無理をさせないで下さい!」
「愛情不足です。子どもの要求を聞いてあげて下さい。」

 

さて、どちらの対応が正解なのでしょうか?

 

最初に正解をお伝えすると、どちらの対応も正しいですし、どちらの対応も間違っています。

 

 

2.登校した不登校の子どものがんばり!

不登校の子どもががんばって登校することがあります。子どもは勇気をだして学校に行きます。そして、なんとかみんなと同じように、いつもと変わらぬようにがんばって1日を過ごします。

 

先生たちからみるとこう見えるかもしれません。

 

「みんなと一緒に活動できてるじゃん!」
「登校してしまえば問題ないな!」

 

そして、こう考えてしまうのも無理はありません。

 

「親が甘やかしすぎ何だな!」

 

 

3.本当に愛情不足ですか?

不登校の子どもが「つらい」と言うと、カウンセラーさんは子どもの心を守るため、子どもにこう言います。

 

「無理をしなくていいよ!」
「学校を休んでいいよ!」

 

いじめなどで心が傷ついている場合、無理をさせるのはよくない事です。ただ、この対応のみを続けることはとても危険です。

 

また、人間関係を苦手としていることから愛着障害と判断し、このように言われるお母さんも少なくありません。

 

「愛情不足です。子どもの要求を聞いてあげて下さい。」

 

子どもの話に耳を傾けることや子どもの状態を把握することはとても大切です。ただ、仕事をしているお母さんに多くのことを要求すると、お母さん自身の心が不安定になることも多々あります。

 

相談にくるお母さんは不登校の子どものことを本気で考えています。これは愛情があるからできる行動です。

 

そのお母さんにたいし、この言葉はお母さんたちの反感を買うことも少なくないので気をつけて下さい。

 

「親の愛情不足です!」

 

 

4.不登校の対応は協力が大切!

それでは、どのように対応していけばいいのでしょうか?

 

答えは簡単です。家庭と学校、スクールカウンセラーが同じ方向を向き、協力して不登校の対応をしていけばいいのです。

 

 

5.お母さんが登校させてくれた!

例えば、不登校の子どもが登校し、学校で他の子どもと同じように活動できたとします。

 

それをみた先生は「来れば大丈夫!」と思うのではなく、こう思ってくれればいいのです。

 

「お母さんががんばって、登校させてくれたんだ!」
「子どもがみんなと同じようにがんばってるんだ!」

 

そう考えれば、自ずと不登校の子どもへの声かけも変わってくるでしょう!

 

「がんばってるね!」
「エライね!」
「あなたならできるよ!」

 

 

6.先生の5分の電話で不登校解決のチャンス!

先生は学校での様子を子どもが帰宅する前にお母さんに伝えてもらいたいと思います。たかだか5分です。留守番電話に入れるだけでもいいのです。

 

こうすることでお母さんは、子どものがんばりを褒めることができるのです。また、先生が本当に喜んでくれていたことも間接的に伝わります。

 

たった5分の電話で、不登校が解決する確率が上がるのです。やらない手はありません。実際に私は職員会議のときも、校長に許可をもらい5分だけ抜けたこともあります。

 

つくろうと思えば5分程度は簡単につくれます。

 

 

7.お母さん本当に嬉しいよ!

先生に褒められて気分がよくなっている子どもが家に帰ってきました。

 

すかさずお母さんは先生から聞いた学校でのがんばりを本人に伝えます。

 

それを聞いた子どもはとても喜びます。中学生や小学校高学年になるとあまり態度に出さないかもしれませんが、心の中で喜んでいます。

 

そのときにお母さんはこう声かけをしてもらえると、不登校の解決の確率が上がります。

 

「がんばったんだね!」
「お母さん、本当に嬉しいよ!」
「明日もがんばれそうならがんばってごらん!」

 

ポイントは強制はしないまでも、本人に登校を勧める事です。

 

できれば、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんにも同じように言ってもらうと効果が上がります。

 

同様に、主任の先生やスクールカウンセラーにも同じように言ってもらうことで、子どものやる気は高まり、不登校の解決が早くなります。

 

「そんなに簡単なことで不登校は解決するの?」

 

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8.無理をさせるのは厳しい?

カウンセラーさんや先生、医者が相談をして、今は子どもに登校刺激を与えない方がいいと判断したときは、まずは学校とお母さんたちでじっくり、わかりあえるまで相談して下さい。

 

家庭と学校が違う対応をすると余計に不登校が悪化してしまうからです。

 

例えば、お母さんは登校を促しているのに、先生やカウンセラーさんが登校しなくていいと言ったらどうなるでしょう?

 

母「がんばって学校に行きなさい!」

 

先「学校に来なくていいよ!」
C「無理しなくていいよ!」

 

 

9.お母さんは嫌がらせをしている?

お母さんと先生やカウンセラーさんの意見が違うとき、当然、子どもは楽(らく)な意見である、先生やカウンセラーさんの言葉を受け入れます。(親と学校が逆の時もあります。)

 

そして、お母さんに対しこう言うこともあります。

 

「お母さんは俺に嫌がらせをしようとしている!」

 

お母さんがそんなことを思っているわけはありません。それでも、子どもはそう感じてしまうのです。

 

こうなると、お母さんの立場がなくなり、「一番大変」で「一番がんばってもらわなければならない」お母さんの心のエネルギーがなくなってしまいます。

 

これでは不登校を解決することができません。

 

 

10.具体的な対応を教えて!

先生やカウンセラーさんは、経験や知識を元にその不登校のお子さんにあった具体的な対応方法を提案して下さい。

 

「学校に来させて下さい!」ではなく、「学校に来させるためにこう言って下さい!」

 

「カウンセリングルームにつれてきて下さい!」ではなく、「カウンセリングルームに自分から行きたいと言えるように、こう言って見て下さい!」

 

「学校に気さえすれば平気です!」ではなく、「学校に来たら、こう言う支援をします!」

 

不登校の子どもをもつ、お母さんたちはいろいろと考え実行しています。

 

それでも不登校が解決せずに困っているのです。

 

学校やカウンセラーさんが一緒になって具体的な対応を考える事で、不登校は徐々に解決していきます。

 

何も支援をしていない子が突然、学校に行くことがあります。

 

それは子どもががんばって登校しているだけです。そのがんばりはいつかはなくなり、そしてまた不登校に戻ってしまいます。

 

子どものがんばる気持ちを、失敗で終わらせないために、家庭と学校、カウンセラーが協力しながら不登校の子どもに対応してほしいと思います。

 

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