悪口は減らないけど、いじめから先生が守ってくれる!

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悪口は減らないけど、いじめから先生が守ってくれる!

不登校解決事例

2018/02/24 悪口は減らないけど、いじめから先生が守ってくれる!

先生の行動でいじめによる不登校が解決

 

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1.いじめで不登校傾向になったESさん
2.ESさんへのいじめの内容
3.先生に相談しよう!
4.「ちくった」と言われないようにするために!
5.担任と秘密の事前打ち合わせ
6.担任の対応方法
7.「いじめ」は続いているけど
8.守ってくれる先生と仲間ができた!
9.一人ひとりが尊重しあえる学級運営

 

 

1.いじめで不登校傾向になったESさん

クラスの友だち数人に悪口を言われていたESさん。毎日のこのいじめでESさんの心はボロボロになってしまいました。そして、学校への登校渋りが始まってしまいます。

 

最初のうちは、登校はしぶるものの毎日登校していたESさん。しかし、次第に遅刻や欠席が増えてきました。

 

ESさんはお母さんにも登校渋りの理由を言いませんでした。そんなESさんを心配して、お母さんが不登校解決相談所に連絡をくれたのが、ESさんが登校を渋り始めて2週間後の事でした。

 

 

2.ESさんへのいじめの内容

私が、ESさんの家を訪問し、ESさんの登校渋りの理由をききます。すると、ESさんはこのようないじめの内容を教えてくれました。

 

・クラスの意地悪な女子3人に目をつけられた。
・その子の近くに行くと悪口を言われる。
・「キモイ!」「ウザイ!」「死ね!」「おたく!」
・最初は近づかないようにしていた。
・しかし、向こうが近くに来るようになった。
・逃げようとすると、文句を言われる。
・「私たちと一緒はイヤなの!」「何で逃げるの!」
・それが怖くて、学校に行きたくないと思うようになった。
・先生には相談していない。
・多分、先生は気づいていない。

 

 

3.先生に相談しよう!

私が、担任の先生について聞くとESさんはこう答えてくれました。

 

「若い男の先生。」
「熱い感じの先生。」
「生徒からの人気は普通。」
「クラスの男子になめられている。」
「それでも毎回、注意はしている。」

 

ESさんの話から、担任の先生が一生懸命な先生であることが分かりました。

 

そこで、私はESさんにこう提案をします。

 

「先生に相談しよう!」

 

 

4.「ちくった」と言われないようにするために!

「先生と話をしているところを見られたくない!」
「『ちくった』って言われるからいや!」

 

ESさんは、こう答えました。そこで、私は「いつ先生に相談するのがいいのか?」「3人にばれない時間はいつか?」「『ちくった』と言われないようにするにはどうするか?」をESさんと話します。

 

具体的な対策について、私といろいろな相談をしたESさんは、先生に相談することを決めました。

 

もともと、ESさんは先生を信頼していました。ただ、いじめをしてくる3人をおびえ先生に相談できなかったのです。ESさんは私と具体的な話をし、一緒に対応を考えることで、勇気の一歩を踏み出す決意をしたのです。

 

 

5.担任と秘密の事前打ち合わせ

ESさんが勇気をだしてくれたのです。失敗をさせるわけにはいきません。

 

そこで、私はESさんのお母さんに許可をいただき、担任の先生とお話する時間をいただきました。

 

夕方5時頃、担任の先生から電話をいただき、ESさんのいじめについて説明します。すると、担任の先生はこう言って下さいました。

 

「いじめに気づかなくて申し訳ありません!」
「絶対に、ESさんを守ります!」

 

私がお礼を言って、対応について話をすると担任の先生はこうおっしゃって下さいました。

 

「正直、その3人は言うことを聞かないんです!」
「指導しても、全く聞く耳を持ちません!」
「僕の指導の仕方が悪いんです!」
「どう、指導すればいいのでしょうか?」

 

さらにこう言って下さいました。

 

「『ちくった』と言われないようにするにはどうすればいいのでしょうか?」
「その後、どう対応すればいいのでしょうか?」

 

 

6.担任の対応方法

私は中学校の教員を20年間やっていました。生徒指導主事も何度も経験し、いくつもの荒れた学校を直してきた自負があります。

 

そこで、私は担任の先生に、自分自身が先輩に教わってきた対応方法、心理の知識をお応用した対応方法、過去に失敗した対応方法を先生に伝えます。
「『ちくった』と言われないようにするにはどうすればいいの?」
「言うことを聞かない子にはどう対応すればいいの?」

 

→こう思った先生やお母さんは不登校解決相談所に連絡を!

 

担任の先生は私の対応方法を参考に、対応することを約束してくれました。

 

最後に私は担任の先生に3つお願いをしました。

 

①明日、ESさんが相談に来なかったら、先生が声をかけて下さい。
②先生の気持ちをそのままESさんに伝えて下さい。
③不登校解決相談所と話したのは内緒にして下さい。

 

 

7.「いじめ」は続いているけど

1ヶ月後、ESさんと訪問カウンセリンをさせてもらいました。

 

先生に相談後、ESさんの登校渋りはなくなりました。

 

私がESさんに、前回のカウンセリング後の状況について聞くとESさんはこう答えてくれました。

 

「先生に相談した!」
「先生が『気づかなくてゴメン』と謝ってくれた。」
「『絶対に守る』って言ってくれた。」
「先生が意識的に見守ってくれるようになった。」
「3人が私の悪口を言うと、すぐに来てくれる。」
「そして、こう言ってくれる。」

 

先『今、悪口が聞こえたけど?いじめじゃない?』

 

さらに、ESさんに「いじめ」の状況についてきくと、ESさんはこう答えました。

 

「少しは減ったけど、悪口は続いている!」

 

 

8.守ってくれる先生と仲間ができた!

いじめは収まっていないようです。それでもESさんの表情はとても明るく見えます。私は、さらに詳しくESさんの話を聞きます。

 

「先生が3人に注意をしても3人は全く聞かない!」
「先生、3人になめられてるから!(笑)」
「でも、先生は注意し続けてくれる!」
「本当に、私を守ってくれている!」

 

さらに、ESさんはこうも教えてくれました。

 

「先生が注意し続けていたら、学級委員とかも注意してくれるようになった!」
「クラスのみんなも最初は3人を恐れていたけど、今は違う!」
「3人は相変わらず私や他の子の悪口を言う。」
「でも、クラスのみんなが『悪口はダメだよ!』と声をかけるようになった。」
「みんなが私の味方になってくれた!」
「今は、3人がクラスから浮いている感じ!」

 

そして、ESさんは最後にこう言いました。

 

「悪口を言われても大丈夫!」
「守ってくれる先生と仲間ができたから!」

 

 

9.一人ひとりが尊重しあえる学級運営

ESさんへの悪口は進級するまで続いたそうです。しかし、ESさんが不登校になることはありませんでした。

 

先生がいじめを許さない態度を示し、それを貫いたからです。

 

それをみたクラスの子どもも先生を信じはじめ、一緒になっていじめを無くす協力をしてくれました。

 

ただ、先生達には未然防止の観点を意識し、「いじめが起こらない」状態をつくってもらいたいといつも思っています。

 

そして、できることなら「いじめ」をした3人もクラスの輪に入れるような、それ以前にその3人が「いじめ」をしないような学級運営を心がけてもらえると助かります。

 

クラスの仲間、全員にいいところがあります。もちろん、その3人にもいいところが必ずあるはずです。先生たちはそれをいち早く見抜き、一人ひとりが認められ、尊重しあえる学級運営をお願いしたいと思っています。

 

→いじめが原因で不登校になってしまって困っている方

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