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よくある不登校の対応の失敗(学校、カウンセラー)
小学校では学級委員をするなど積極的に活動していたNNさん。そんなNNさんは、中学1年生の5月から不登校になってしまいました。
理由はわかりません。
最初のうちは担任が家庭訪問すると話をしていましたが、次第に担任に会わなくなりました。
そして夏休み明け、突然、NNさんの親から校長に連絡があります。
「本人が不登校の理由は担任の先生だと言っています。」 「もう、家に来ないで下さい!」 「これからは、適応指導教室に通わせます!」
適応指導教室に通い始めたNNさんですが、適応指導教室への登校も次第に減り、月に1~2度ほどしか登校しないようになりました。
冬休み明け、NNさんの親から校長に連絡がありました。 「適応指導教室にもほとんど行かなくなってしまいました。」 「どうすればいいでしょうか?」
その後、生徒指導主事そしていた私に相談がきました。
上記の話から私が感じたのは、次のようなことでした。
「NNさんの不登校の原因は担任ではない」 「NNさんは学校への気持ちを失っていない」 そこで私は適応指導教室の先生にNNさんと話す時間をつくってほしいと依頼しました。
翌日、私はNNさんに会いに適応指導教室に向かいました。NNさん相談をするためです。じつはその日がNNさんとの初対面でした。
NNさんと私、適応指導教室の先生と一緒に相談をしていくと、NNさんはこう話してくれました。 「不登校の原因はISさんとケンカしたからです。」 「学校に行かなきゃダメだとは思ってます。でも・・・・」
そこで私が、NNさんの気持ちが前面にでるように声をかけると、NNさんはこう言いました。
「がんばって、明日から、毎日7時に起きて適応指導教室に通う!」
「気持ちを前面に出す声かけを教えて!」
→ 一緒に不登校を解決していきましょう。まずは無料相談を! → 他の静岡不登校解決相談所の不登校解決事例はこちら。
それを聞いた私はNNさんにこう提案します。 「いきなり、そこまではできなくていいよ!」 「でも、週に1回は絶対に登校してよ!」 「先生、明日から出張だから、来週またくるね!」
1週間後、適応指導教室に行くと先生がこう言います。 「先生が帰ったあと、私もNNさんと話をしました。」 「『明日から毎日、登校する! 』と言っていたので、『自分で決めたんだから、明日からがんばっておいで!』と言いました。」 「次の日は8時に来たんです。でも、次の日は10時で・・・。3日目からは、休んでしまいそれ以降、来てません。」 ※ この先生のように前向きの姿勢はとても大切です。「無理しなくていいよ!」などの後ろ向き姿勢では、子どもはがんばれることもがんばらなくなってしまうからです。ただし、使うタイミングを間違えると、マイナスに作用する場合があるのでご注意下さい。
子どもは、がんばろうと思っています。そして、大人に認めてもらいたいと思っています。だから、理想的な目標を立ててしまいます。しかし、生活のリズムは簡単には変わりません。そこで私は、少しがんばれば達成できる目標をNNさんに伝えたのです。
2週間に1回の登校 → 1週間に1回の登校
この約束をして、もしNNさんが言ったように、毎日、登校できればNNさんをたくさん褒めることができます。もちろん週に1回、登校する約束なので、 毎日、登校できなくても、週に1回登校すれば約束を守ったことになるので、NNさんを褒めることができるのです。もちろん、子どもが約束を守れるように、親に協力を依頼したり、私がモーニングコールをしたりと対応をしていきます。
NNさんが適応指導教室を休んでいることを知った私は、すぐにNNさんに連絡をしこう言いました。
「先週は約束以上にがんばって、2回も来たんだね!さらに、そのうちの1回は8時に来たんだってじゃ!すごい!」
その後、適応指導教室の先生もNNさんを褒めました。NNさんはそれが嬉しかった(安心した)ようで、適応指導教室への登校日数が徐々に増えていきました。
2ヶ月後の中学2年生の4月。NNさんは学校(学級)に復帰します。もちろんその後も、NNさんと親との相談を定期的に行いました。
現在、NNさんは大学に通っているそうです。 → 一緒に不登校を解決していきましょう。まずは無料相談を! → 他の静岡不登校解決相談所の不登校解決事例はこちら。
23/09/17
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学校、カウンセラーのよくある不登校の対応の失敗
小学校では学級委員をするなど積極的に活動していたNNさん。そんなNNさんは、中学1年生の5月から不登校になってしまいました。
理由はわかりません。
最初のうちは担任が家庭訪問すると話をしていましたが、次第に担任に会わなくなりました。
そして夏休み明け、突然、NNさんの親から校長に連絡があります。
「本人が不登校の理由は担任の先生だと言っています。」
「もう、家に来ないで下さい!」
「これからは、適応指導教室に通わせます!」
適応指導教室に通い始めたNNさんですが、適応指導教室への登校も次第に減り、月に1~2度ほどしか登校しないようになりました。
冬休み明け、NNさんの親から校長に連絡がありました。
「適応指導教室にもほとんど行かなくなってしまいました。」
「どうすればいいでしょうか?」
その後、生徒指導主事そしていた私に相談がきました。
不登校の原因は担任ではない!
上記の話から私が感じたのは、次のようなことでした。
「NNさんの不登校の原因は担任ではない」
「NNさんは学校への気持ちを失っていない」
そこで私は適応指導教室の先生にNNさんと話す時間をつくってほしいと依頼しました。
翌日、私はNNさんに会いに適応指導教室に向かいました。NNさん相談をするためです。じつはその日がNNさんとの初対面でした。
NNさんと私、適応指導教室の先生と一緒に相談をしていくと、NNさんはこう話してくれました。
「不登校の原因はISさんとケンカしたからです。」
「学校に行かなきゃダメだとは思ってます。でも・・・・」
そこで私が、NNさんの気持ちが前面にでるように声をかけると、NNさんはこう言いました。
「がんばって、明日から、毎日7時に起きて適応指導教室に通う!」
「気持ちを前面に出す声かけを教えて!」
→ 一緒に不登校を解決していきましょう。まずは無料相談を!
→ 他の静岡不登校解決相談所の不登校解決事例はこちら。
約束を守れるようにするための支援
それを聞いた私はNNさんにこう提案します。
「いきなり、そこまではできなくていいよ!」
「でも、週に1回は絶対に登校してよ!」
「先生、明日から出張だから、来週またくるね!」
1週間後、適応指導教室に行くと先生がこう言います。
「先生が帰ったあと、私もNNさんと話をしました。」
「『明日から毎日、登校する! 』と言っていたので、『自分で決めたんだから、明日からがんばっておいで!』と言いました。」
「次の日は8時に来たんです。でも、次の日は10時で・・・。3日目からは、休んでしまいそれ以降、来てません。」
※ この先生のように前向きの姿勢はとても大切です。「無理しなくていいよ!」などの後ろ向き姿勢では、子どもはがんばれることもがんばらなくなってしまうからです。ただし、使うタイミングを間違えると、マイナスに作用する場合があるのでご注意下さい。
子どものがんばりを継続させる目標設定
子どもは、がんばろうと思っています。そして、大人に認めてもらいたいと思っています。だから、理想的な目標を立ててしまいます。しかし、生活のリズムは簡単には変わりません。そこで私は、少しがんばれば達成できる目標をNNさんに伝えたのです。
2週間に1回の登校 → 1週間に1回の登校
この約束をして、もしNNさんが言ったように、毎日、登校できればNNさんをたくさん褒めることができます。もちろん週に1回、登校する約束なので、
毎日、登校できなくても、週に1回登校すれば約束を守ったことになるので、NNさんを褒めることができるのです。もちろん、子どもが約束を守れるように、親に協力を依頼したり、私がモーニングコールをしたりと対応をしていきます。
NNさんが適応指導教室を休んでいることを知った私は、すぐにNNさんに連絡をしこう言いました。
「先週は約束以上にがんばって、2回も来たんだね!さらに、そのうちの1回は8時に来たんだってじゃ!すごい!」
その後、適応指導教室の先生もNNさんを褒めました。NNさんはそれが嬉しかった(安心した)ようで、適応指導教室への登校日数が徐々に増えていきました。
2ヶ月後の中学2年生の4月。NNさんは学校(学級)に復帰します。もちろんその後も、NNさんと親との相談を定期的に行いました。
現在、NNさんは大学に通っているそうです。
→ 一緒に不登校を解決していきましょう。まずは無料相談を!
→ 他の静岡不登校解決相談所の不登校解決事例はこちら。