「友達の迎え」からひきこもりに!

不登校解決相談所

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「友達の迎え」からひきこもりに!

不登校解決事例

2017/10/12 「友達の迎え」からひきこもりに!

「友達の迎え」からひきこもりに!→本音の相談により学級復帰

 

※これから出てくる担任の若い先生の対応は「タイミングを間違ってしまったため」「先を見通すことができなかったため」マイナスの結果となってしまっています。ただ、不登校の子どものために、一生懸命に考えて対応しているこの先生が私は大好きです。そして私はこの先生に自分の子どもの担任をしてもらいたいと感じました。

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中学1年の夏休み明けから欠席が増え始めた、金魚と絵を描くことが好きなMYさん。休みの日に友人YDさんと遊んでいることを知った担任はこう考えました。

「友達に迎えに行かせよう!」

 

※上記の対応が悪いわけではありません。ただし、使うタイミングを間違えるとマイナスに作用する場合があるのでご注意下さい。

 

朝の迎えを頼まれたYDさんは、毎朝、MYさんを迎えに行くようになります。仲のよいYDさんが迎えに来ることで、MYさんは登校するようになりました。

 

しかし2週間後、YDさんが迎えに行ってもMYさんは家から出てこなくなりました。そして、休みの日もYDさんと遊ばなくなってしまったのです。慌てた親と担任、スクールカウンセラーはこう考えました。

「MYさんが好きな金魚を別室で飼おう!」
「描いた絵を美術の先生に見せて褒めてもらおう!」

 

金魚の世話を理由に学校に来させて、先生たちと接することでコミュニケーション力を高め、不登校を解決しようと考えたのです。

 

※上記の考え方は間違ってはいません。ただし、登校したときにどのように今後(学級や授業など)へつなぐのか?登校を継続するためには何が必要か?を考えて実行しないと、マイナスに作用する場合があります。

 

 

金魚と水槽を買いに行く担任の先生

 

担任はすぐに水槽と金魚を買いに行きました。親はMYさんに、金魚の世話をするために学校に行くように促します。

 

翌日、MYさんは別室に登校します。そこで、金魚の世話の仕方を担任に教えました。その後、別室で絵を描くように勧められ絵を描き始めます。すると、美術の先生が来て、MYさんの絵を褒めていきました。

 
しかし1週間後、MYさんは部屋にひきこもってしまいます。

そこで、学校とスクールカウンセラー、親は新たな不登校解決方法を考え実行します。

「友達に電話をさせよう!」
「友達に手紙を書かせよう!」

 

しかしMYさんが学校に来ることありませんでした。

 

 

本音のカウンセリング

 
中学2年の担任に決まった私が、中学1年の担任から聞いた話が以上の内容です。そこで、私は2つのことを行います。

1つ目は、本人と母親のカウンセリング。

2つ目は学級の仲間にMYさんの状況を伝えることです。

 
私は、母親の立ち会いのもと、MYさんと相談をしました。
「YDさんが迎えに来たときはどう思ったの?」

「カメの世話はどうだった?」
「美術の先生に褒められてどうだった?」

「友達の電話や手紙はどうだった?」

すると、MYさんはそのときの気持ちを話しだしました。

「MYさんはどんな気持ちだったの?」

 

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仲間が自ら書いた手紙で不登校が解決

 

新しいクラスになって数日後、YDさんが朝の会の時にこう言いました。
「先生、MYさんに手紙を書いてもいいですか?」

「クラス全員で書きたいんですけど!」

私はこう答えました。
「書きたい人は書けばいいし、書きたくない人は書かなくていい!」
「一人ひとりが考えて決めなさい。」

すると10人ほどの生徒が手紙を書いて私の所に持ってきました。
私は手紙をもってMYさんの家に向かいました。MYさんに手紙を渡すと、MYさんは私にくってかかりました。
「心のこもってない手紙なんていらないよ!」


しかし、その日の相談により、MYさんは、翌日から学級に復帰し不登校は解決します。もちろん、卒業まで欠席はありませんでした。そして、第一志望の高校へと進学していきました。

 

 

「その日の相談でどんな話したの?」

 

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