「怒ると叱るの違い」カウンセラー通信⑦

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「怒ると叱るの違い」カウンセラー通信⑦

お役立ちコラム

2017/10/12 「怒ると叱るの違い」カウンセラー通信⑦

静岡不登校解決相談所 カウンセラー通信⑦

 

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怒っちゃダメなのはわかってるけど(怒ると叱る)

 

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「子どもが言うことを聞かないと、ついつい怒ってしまうんです」

「怒っちゃダメなのはわかってるけど・・・・・・」

 

面談に来られた保護者たちからよく聞く言葉です。

 

私が教員をしていたとき、先輩からこう言われました。

「怒ってはいけません!」

「子どもが悪いことをしたときは叱りなさい!」

 

 

「怒る」と「叱る」の違いは何でしょう?

 

一般的にはこう言われています。

「怒る:相手に自分の感情をぶつける」

「叱る:相手に成長の機会を与える」

 

もちろん、怒るより叱るのが良いことはみなさんもわかっているでしょう。ただ、実際は叱るより怒るのほうが多くなってしまいますよね!

 

私が全国教育研究会の司会をしていたときに全国の代表の先生たちと「怒る」と「叱る」の議論をしたことがあります。

 

ある先生がこう言うと

「教師は、どんなときも冷静に叱らなくてはならない」

 

ある先生はこう言います。

「(教師と子どもが)同じ人間として、許せない時は怒らなくてはダメだ!本気を伝えることは大切だ!」

 

私はこう考えています。

「怒ってばかりは×(ダメ)。叱ってばかりも×(ダメ)。どちらも大切!」

 

ちなみに、教員経験と心理学の知識をもっているプロの私でも、自分の子どもには怒ることの方が多いです。ただ、なるべく日々の生活の中で事前に支援を行い、怒るや叱るではなく、褒めるを増やせるといいですね。

 

 

「勉強しなさい!」「どっちからやる?」②

 

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テストが近いのに子供が勉強しない。毎日の宿題を自分からやらない。そんなときついついこう言ってしまいます。

「勉強したの?」

「遊んでないで勉強しなさい!」

 

でも少し我慢をして、こう言ってみて下さい。

「何時からやるの?」

「数学と英語のどっちからやる?」

「学校と塾の宿題、どっちからやる?」

 

 

人間は何をやるかを自分で決めることでやる気が出てきます。また、選択肢を与えると脳が喜び、成功率が上がるという研究結果もあるそうです。

 

この言葉がけで子供が勉強をやり始めたら機を逃さず、こう声をかけてみて下さい。

「がんばってるね」

「わかってるんだね」

「えらいね」

「(あえて)少し休めば?」

 

すると子供はこう思うでしょう。

「当たり前だよ」

「自分でできるに決まってるじゃん」

 

ただし、待っても待ってもやり始めないようなら、怒ったり、叱ったりしてもいいと私は思っています。

 

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